施工事例

今回はメルセデスベンツ SL55 AMGの整備をやらせて頂きます!

カッコイイですよね(^o^)

内容はABC(アクティブ ボディ コントロール)のオイル漏れの修理です。

ABCとは簡単に言えば、油圧で車高を調整する電子制御サスペンションです。

施工前

まずはリフトアップして、アンダーカバー類を取り外していきます。

このモデルはさすがにAMGだけあって補強類やカバー類も複雑に付いています。


写真を見てお分かりの様に・・・

ハイドロオイルがダラダラとクーラーラインから漏れており、放っておくとABCサスペンションシステムの全体的な故障へと繋がってしまいます。

ABCの異常警告がディスプレーに表示される前でしたので大きなトラブルは未然に防ぐ事ができました。

にじみ漏れでも、大きな惨事になる前に皆様も早めに点検下さいね。


ハイドロオイルのクーラーラインはミッション付近の部分でも漏れていました。


施工中

今回交換する部品です。

ABCのポンプからアキュムレーターへのオイルラインのホース&パイプです。

形状はコの字みたいなものです。

ハイドロオイルを冷却するため、エンジン前部 左側から出て、右側を通って、エンジン後部からまた左側に戻る感じのパイプです。



エンジンマウント下側のボルトを取り外し、

エンジンを半浮かし状態にして取り外しました。


まずはポンプ側のパイプを取り外しました。

ここのボルトは非常に隙間がせまく緩めるのに時間をかなり要しました(>。<)


反対側も取り外します。

こちらは簡単に緩めることが出来ましたよん(^o^)


数箇所で固定されているクランプを取り外して、ようやく

クーラーラインを取り外す事が出来ます。


クーラーラインは知恵の輪のように複雑に取り回されておりますので、慎重に取り外しを行います。

AMGのこの複雑な設計にはいつも感心させられます。


ホースだけならある程度、曲げたりして簡単に抜き出すことが出来ますが、今回の部品はホースとパイプが一体になっていますので抜きとる作業だけでもかなりの時間を要します。


新品と取り外したホース&パイプ(エクスパンションホース)です。

AMG 専用の部品だけにホースだけでも¥91.000 いたします。やはり高価ですね

でもABCサスペンションが壊れるとケタ違いの請求になっていまいますのでこれ位はしょうがないですね。


組み付けも取り外しと同様に慎重に作業を行います。

取り回しが複雑なのがやはりこの作業の難点です。


新品部品なので傷をつけないように、慎重に・・・ゆっくり時間をかけながら元の位置にずらしこんでいきます。


この作業をする時だけは特に、手が三本欲しいと思うときがあるんですよね(>。<)


クーラーラインもようやく取り付けが完了し、

純正のABCオイルを規定量注入いたします。

もうすぐ完成です (T。T)


ABCオイルを入れた後、エンジンを始動させて

写真のスイッチを操作します。

3段階で車高がかわりますが、何回かこのスイッチを操作して、オイルのエア抜きを行いました。


施工後

動作終了後、「漏れがないか」をしっかり確認して終了です。

AMGはやはり通常のモデルよりは色々と複雑に出来ていますのでちょっとしたオイル漏れでも時間はかかりますね。


完成です! 

車高も元の状態に戻し、試運転も行いバッチリ(^o^)v 問題ありませんでした。

これからも点検を怠ることなくハイパードライブをお楽しみ下さいませ!!